Case02
人事制度改革
業種:商社/社員数:約300名
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- 改善前
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過去3年の売上が前年比96~98%と低迷。
人件費の公平な分配がなされていなかった。
社員のモチベーションが上がっていない。
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- 施策
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調査
管理職へのヒアリングを実施
社員の意見吸い上げのための意見交換会を実施。
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分析結果
・管理職に部下を育成・管理するという意識が希薄。
・社員から「何をすれば評価されるか分からない」「上司が部下を見ていない」という不満が多かった。
・年功序列の賃金制度のため、社員の高年齢化で人件費が高止まり、頑張っても頑張らなくても賃金が変わらないため、頑張っている社員のモチベーションが上がらない役割と給与のアンマッチが起きていた。 -
対策
《評価項目・基準を行動ベースにして評価》
部門長が部下に求めているものをそのまま評価項目・評価基準にした。
《360度評価の実施》
上司からの評価だけでなく多面的に評価することで社員の評価への納得度を高めた。
《考課者の考課レベル向上》
考課項目・基準の確認やレベル合わせなどのための考課者研修を実施した。
《業績や労働価値に応じた賃金制度》
業績や役割に応じた賃金制度にすることで、人件費の適正化を図った。
《その他》
役割のない資格の廃止 昇降格基準の明確化。
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- 成果
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社員の仕事へのモチベーションがアップし、売上が前年比101%に回復。その後の評価制度の納得調査を行い、38%から83%に上昇した。
人件費を一定レベルで管理できるようになった。
挨拶や意思疎通が盛んになり、社内が活性化。